ねむい

「魔女の神」をざっと半分ほど目を通したのですが、たまらなく眠くなってきてギブアップです。これは外では読めないわ。眠くなっちゃう。
どんな本かと言うと、えーと文化人類学系統の本で、魔女と呼ばれた人々はキリスト教から見た異教徒、古くからある宗教の信者なのではないかというのがメインかな。一応。原書の角を持つ神について語り、神であった妖精というものと実態について推論を述べ、魔女の組織はどんなものだったのか、儀式は本来どのようであったのか、というようなことについて推察がなされてるようです。
ちょっと頭が働かないのでまとめ方がいい加減だ。
有角神が異端の、「悪魔的な」神になってしまったのについてはキリスト教の力が大きいという考えは何となく分かるような。教義がどうこうって言うわけではなくて、やはり歴史上、たいへんに支配力を発揮した宗教なのだなあということ。まあ、原始的な宗教において神性に善悪をしっかりと意識的につけるということの法が割と稀なので、古い宗教と新しい宗教とがぶつかり合うところで必然的に起こってしまう軋轢なのかもしれない。こういう話はうまく整理していくのがむずかしい。私は現代の人間なので、喪われた神、というテーマについロマンを感じてしまって冷静に判ずることが出来んのじゃないかね。ファンタジー好きの人間でもあるし。
だんだんに小さくなってしまった妖精については、たしか井村君江さんの本にも出ていたように思う。ふむ。神性が失われるにつれて、だんだん小さくなっていったという、あれですね、たぶん。現代の妖精はシェイクスピアの影響下にあるというのには結構同意。真夏の夜の夢のパックは魅力的だ。ロビンフッドとの関係の話もなかなか興味深い。
まだ、ざっと読み状態なので、どちらにしてもひととおり読んで、再度きちんと読んでから、かなぁ。まとまらん気はするが。