デモクラシー

鹿賀丈史市村正親
愛知厚生年金会館

見てきました。まぁまぁ面白かったです。
華やぎやら女っ気やら派手さやらが全くないお芝居でして、けっこう内容としては真面目で難しかったんじゃないかと思います。
ドイツが東西分裂時代、ベルリンの壁が崩れる前にあった、首相とスパイの不思議な信頼関係。それが単にフィクションではないというところが、この作品の最も重要な点ですね。
鹿賀さんの政治家っぷりは実に格好よくてよかったですよ。
すごく感動する、という作品ではありませんでしたが、何がしかのモヤモヤとした感慨を受ける作品ではありました。人間の多様性であるとか、「もしかしたらそうあったかもしれない自分」について語るビリーのこととか。伝わるようで伝わらない友愛とか。