ペギー・スー2作目

ペギー・スーの一家は、今度は父親が警備員の仕事を見つけてきたために、砂漠のど真ん中にある飛行場のところにお引越しです。引越し先に向かう途中ペギーたちは、あるお爺さんに蜃気楼に気をつけろ、ここの蜃気楼は危険だ、足を踏み入れてはならないと警告されるのです。青い犬の言い分を聞くに、ここの砂漠はどうもただの砂漠じゃなさそうです。
今回、ペギーと青い犬は蜃気楼の中で奮闘ですよ。どんどん小さくなる中の人間と、その存在を吸って大きくなっていく悪魔の庭。庭の畑の作物は、悪魔の食べ物ですが、その正体は……。という、どこか童話チックで恐ろしい奇妙な世界が繰り広げられます。わくわくして、でも、ある意味で非常にぞっとさせられる物語です。