読了

読みました。マジに買いです。ファンタジーで、舞台は侵略に乱れる南米の高地、魔法にはキープを使っています。語り口の落ち着いた一人称で、読みやすく西洋風の寓話が挿し込まれています。醜い魔女の娘と奴隷の王子の話。美しい話で泣けます。この作者は少年向けラノベ作者さんなのですが、ガチにラノベしか読まない人には不向きと思われます。最終巻。面白かったです。全部よんでみると、三兄弟と言いつつ主役はソールくんだったのではないかと。何だかほんとに可愛いげがあるというか、もう憎めないコですね。迂闊さも含めて。ただ、君、マイルスさんになつきすぎ。マイルスさんも甘やかし過ぎというか、それは周りがみんなそうなのか? キャラクターがみんな面白かったので、もうちょっとこの人たちの話を読みたかった気もします。