追記

そういえば最近考えていたことなんですが。ちょっと思い出したんで書いておこう。
ポイントって言うのは面白いもので、というか自分の所有する数字と言うものに対する人間の心理が面白いのかもしれないけれど、点数そのものにさしたる意味や、ときどきは全く役に立たなくっても点数が増えるのはなんだか楽しく思えてしまうところがあって、だからこそのポイント制だろうし、場を活性化するためだけのポイントと言うのもあっていいんじゃないかなという考えもそっからでてきたりするわけなのだけれど。地域通貨とかいうのにも、人間のそういう性質と関わる部分があるんじゃないかなと思う。たとえば古新聞を回収することによって得られる通貨というのがあるじゃないですか。まあ、勿論地元でバスの割引券になったりとかお得な面があるから活性化しているという事例だったりもするんですけど。面倒くさいことを、そのお得感ゆえに自らやってしまうという。しかし、どうかするとその効果に対する以上のことを自らやってしまうことがあるんですよね人間というのは。経済的効果以上にそれが増えること自体を楽しむ性質というのがどっかにあって、個人差はあるけれども点数を集めること自体が目的化してしまう瞬間というのがある。卑近な例で言えば、別にそこまで必要じゃないのに集め始めた「春のパンまつり」とかのシールを延々と集めてしまうとか、まあ、そういうことがある。最近、どこでもかしこでもポイントポイントポイント、なのは、そういう面を捉えての事なんかなぁ、などと思ったりする。