塩レモンからの……

先日、というか昨日あたりのことだが、最近塩レモンなるものが流行っているらしいという話から、なぜかシェイクスピアリア王の話になった。雑談とはどこに飛ぶかわからないもので、といいつつも、多分、その飛び方は自分のせいじゃないかという気がする。
因みに塩レモン→ライムのピクルス:若草物語→妹の読書感想文→リア王という流れである。うちの妹は、若草物語の絵本と小学高学年用のシェイクスピアの本に載っていたリア王で中高あわせて2回ずつ読書感想文を書いた強者である。多分、あまり読んでいない。せっかくの読書感想文の意味がほとんどない。本人的にも、ただの苦行だったようだ。あんなもの、書くだけなら一晩なのに、読書嫌いというのも難儀なものだ。
で、リア王なのだけれど。私自身は、まさに小学高学年の時に読み、大人になってから戯曲も読んだのだけれど、持った感想がガラッと変わった印象深い作品だ。同じ本に載っていたロミオとジュリエットもそういう面はあったけれども、それ以上だったのだ。小学生の時は、リア王かわいそう、コーデリアは、やっぱり思いやりのある娘さんだったのね的な、まぁ、当たり前の感想しか持たなかったのだけれども。あとで読むとね、かなり切ない話だとわかる。あの英明な王ですら老いる、そういう話なのだ。王は気が触れたのだろうか、それとも気が触れたふりをするよりなくなったのだろうか、それだけが未だに分からない…。

しかし、リア王を語っておいてなんですが、シェイクスピア初心者におすすめの戯曲は、やはり真夏の夜の夢かと。読みやすくて楽しいですし。ワタクシ的には次点はハムレットかな。
外国文学も、たまにはよいかもです。昨日、テレビでは田山花袋とか紹介されてましたけど、私は外国文学のほうがいいなぁ。
最近ラノベ漬けで良くないよね……読書体力ガンガン落ちてるよー。