庭のぶどう

昨年、父が猫の額ほどの庭に突然ぶどうの木を植えた。棚を作って日陰にしたい→棚と言えばぶどう→ぶどうと言えば巨峰、というわけで巨峰の木だ。言っておくが、本当に小さな庭で、正直なところ、わざわざ日陰つくるほど広さはない。
で、今年。

なんと巨峰が収穫できちゃったんである。家族はみんな、あまり信じてなくて、袋をかけるとか言ってるのをみて、どんなのができることやらと思っていたのだが。
大きくなって袋に入らなくなっちゃったから袋を切った(袋の意味がない)。そう聞いて見に行ったら袋に(S)と書いてあったのが、いかにも父のやりそうなことであるが、とにかく。先日、初めて食べてみたところ
「……巨峰だね」「うん、巨峰だ」
そうとしか言いようのない味だった。確かに甘いのだが、美味しい!というほどでもなく、さりとて言うほど酸っぱい感じはない。感想が言いにくい味というか。もちろん、ちゃんと巨峰の味だ、すごいじゃん! とかは言ったんですが。
皮を口に入れちゃうと不味いので、丁寧に皮をとって食べています。

これもまた、季節の味覚ですね。あー、びっくりした!(結論はそっちか)